ポーラ美術館「モネと画家たちの旅」


3/1,2の土日は、ダンナ様のご両親+お義兄さん一家と

箱根へ一泊旅行に行ってきました。

旅行そのもののことは、また別で書きますが、

今日はとりあえず3/1に行ったポーラ美術館のことを…


ポーラ美術館というと、美術館建築の名作、として知られていますが、

実際に見るのはこれが初めてです。

山の斜面という地形が上手に活かされています。


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エントランス(斜面の最上部)からは

ガラスの屋根以外はほとんど見えず、美術館の全容はうかがえないのですが、

一歩中に入り、エスカレータを下るにつれ、

内部のガラスの光壁が印象的な吹き抜け空間と、

正面のガラスを通して見える周りの山の木々に、体が包まれていきます。

藤森照信さんが「谷底みたい」と書いておられますが、

なるほど、そのとおりだと思いました。


天井や照明、駐車場といった、

細部まで手を抜いてないところが、とても気持ちがよい美術館でした。

建築に興味のない人も、

「ここいいね!」と言うこと間違いなし!かと。


さて、展覧会はというと、

企画展「モネと画家たちの旅」が開催中でした。

鉄道網の整備、自動車の発明といった

交通機関の発達によって、

画家たちがパリ郊外、北フランス各地、そして地中海沿岸の風景と出会い、

数多くの作品が生まれたことが紹介されています。

なじみの深い印象派の画家の作品がメインです。


地中海沿岸の風景のコーナーになると、

ぐっと画面が明るくなるのが印象的でした。

パリの人が南仏にバカンスに行くの、納得です。


ほかにも常設展や小企画展を見ることができました。

そのなかでも「熊谷守一展」が心に残りました。


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今回の展示ではありませんが、「猫」

簡潔な線がすてき。


「もっと見たい!」と思って調べてみると、

豊島区立の熊谷守一美術館があるようです。

また、埼玉県立近代美術館でも企画展が開催中のようです。

埼玉はちょっと遠いけど、豊島の方はそのうち行ってみたいな。


それにしても、ポーラがこんなすばらしいコレクションを持ってるなんて、

恥ずかしながら、全く知りませんでした。

これ、場所が都内だったら大混雑になりそう。


ちなみに、わたしが美術館にいる間、

ここはお父さんと、ホテルの屋内プールで遊んでいましたとさ。