伝わる・揺さぶる!文章を書く
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子供の頃、「国語」の授業で主に取り上げられたのは、
小説や詩など「文学的」なものがメインで、
作文も、論理的に筋道を立てて書く、ということは
特に教わらなかったと記憶しています。
その一方、いったん社会に出てしまうと、
報告や説得、お詫び状といった、
実用的な文章力が求められます。
この本は、そういった現実のシーンで
「機能する文章を書ける」ようになることを目標としています。
「機能する文章を書く」ためには、
・論点と意見を明確にする
・この文章を書くことが、どのような結果を生むことを
望むか考える
・読み手と自分の関係性をとらえる
・論拠を用意する
・根本思想はごまかせないことを知る
以上のことが、豊富な例で説明されていて
大変わかりやすい本でした。
「文章を書く」というタイトルですが、
書くことのみにとどまらず、
コミュニケーション全般の力がアップする
良書だと思います。