恋する西洋美術史

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恋する西洋美術史 (池上英洋)


面白い :☆☆☆☆☆
感動した:☆☆☆
役に立つ:☆☆☆☆
薦めたい:☆☆☆☆


なんかむっちりした裸の人がウネウネしてるし、
印象派より昔の西洋美術はよくわからん!という方、
是非これをおすすめします。


そんな「裸ウネウネ系」の西洋絵画(彫刻もあるけど)を、
「恋愛」という切り口で読み解いた一冊です。
章が進むにつれ、
「これ、電車の中で読んでていいんかな」というような、
中学生くらいならドキドキしちゃう内容もあり。


絵画の中のキューピットが目隠ししてる意味、
知らなかったなあ…
1枚の絵の中に描かれた事物すべてに寓意が込められていたり
西洋美術って理屈っぽいなあ、とも思います。


もっと図版が大きくて、しかもカラーなら
楽しさ倍増なんでしょうが、
それよりも、
絵画にさほど興味のない人でも手に取りやすい価格で
出したことに意味があるんでしょうね。