竜巻地獄〜

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東京国立博物館で開催中の「アシュラマン」

…ではなくて、「阿修羅像展」を見てきました。

「連日1万人の来場」とか「平日でも40分待ち」

なんて話を聞いていたので

携帯の待ち時間お知らせサービスを見ながら

おそるおそる出かけましたが、

会場の平成館前に行列はなし。ほっ。

今日は本来休館日だったのを、

阿修羅人気のため開館にしたそうで、

そのせいで空いていたのでしょうか。

それでも会場内は混んでいて、小さな阿修羅像の前には

5重6重の人垣が出来ていました。


阿修羅像を横からも後ろからも見られるなんて、やっぱり出かけてよかった!

「3つの顔と6本の腕」という異様な形をしているのに。、

どの角度から見てもバランスがとれている、というのは奇跡の造形としか言えません。

仏像でよくある「やたら横長の目」「ぶ厚いくちびる」ってのじゃないところが

親しみを感じます。

阿修羅の他の八部衆や、十大弟子の像も展示されていますが、

みな写実的かつ簡素な表現なので、それで現代人も受け入れやすいのだと思いました。


他には、鎌倉時代に作られた四天王像と菩薩像が大迫力!

阿修羅像たちと比べると、まず大きいし、体も肉感的。

風になびく衣服の表現も派手。「漢(おとこ)の仏像」って感じです。


というわけで、楽しかった〜♪

ほぼ仏像オンリーの展覧会で楽しめるか、少々不安だったけど、

仏像初心者でも楽しめますよ!