いけちゃんとぼく

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西原理恵子さんの「いけちゃんとぼく」
映画化されたので、観てきました。
原作が発売されたとき、
本屋で立ち読みしてぼろぼろ泣いた上、
その顔でレジに行くのが
恥ずかしくて買えなかった本です^^;


高知の漁師町で暮らす小学生ヨシオと、
いつもヨシオの側にいるおばけ?妖精?の
いけちゃんのお話です。


突然お父さんが亡くなったり、いじめっ子に毎日殴られたりで、
ヨシオくんは早く大人にならないといけない。
でも成長するにつれ、いけちゃんのことを忘れ、見えなくなっていきます。
そして、いけちゃんは何者なのか。
おおまかなあらすじはこちらで。(ただしネタバレ注意!)


ヨシオくん役の深澤嵐君の、意思の強い眼差しがよかった。
いけちゃんの声の蒼井優ちゃん、優しく響く声がいけちゃんにぴったりでした。
吉行和子さん、なんかこの人がしゃべってるだけで涙腺ゆるんでしまった。
8月の高知の海と空、また見に行きたいなあ。
(高知には2回行って、2度とも夏でした)


実はこの数日ほど、「ちゃんと泣きたいなー」と思っていました。
日曜に叔父のお葬式に、家族で出てきました。
でもじっとしていないここのお守りで、ゆっくり悲しむ余裕がありませんでした。
今日はそんな虚ろな気持ちを、少し満たせたような気がします。