ここと2度目の「皇室の名宝」展

この前ひとりで見てきた東京国立博物館「皇室の名宝ー日本美の華」展1期、
今日はここを連れて、2度目の鑑賞に出かけました。

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子連れでも周りに迷惑をかけずにゆとりをもって見るには、閉館時間の早い火〜木曜の夕方しかない!
と考え、東京国立博物館についたのは15時半。閉館まで残り1時間半。
大人がじっくり見るには短いけれど、
ここの集中力が続く時間を考えれば、これでちょうどいい。
狙い通り、16時をすぎるとどんどん人が減ってきて、
混雑必至の「小栗判官」もしっかり見ることができました。


ここを展覧会に連れて行くと、展示を見る以上にここの感想を聞くのが楽しみです。
「唐獅子図屏風」では、
  「右のライオンはお父さんとお母さんで、左の子はここなんだよ」
  「キャン、キャン、って言ってるよ」
確かに、左の唐獅子はあどけないし、しぐさも犬っぽい。


お次は「動植綵絵」の「蓮池遊魚図」を見て、
  「そらまめくんが水にもぐった時みたいだね」とのこと。
(そらまめくんが雨で水没したお花畑に潜って、めだかの子と出会う、という絵本があります)

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水の上にあるはずの蓮と、水中の魚が同じ空間にある不思議な絵。
蓮が水没してるっていう見方もできるんだなーと、妙に感心してしまいました。


後半の展示では「萬神楽置物」や「蘭陵王置物」のポーズのまねをしたり、
キラキラした七宝の壷に見とれたりと、
最後まで機嫌よく見てくれて親としてはやれやれです。


一番気に入った作品は、上村松園の「雪月花」のうち、
ふたりの子供が桜の花弁で遊ぶ「花」の絵だそうです。
あの子供たち、かわいいもんねえ。


今日は「みどりのライオン」さんのこどもワークシートが
どこにあるのかわからなかったのがちょっと残念でした。
「染付」展の時は入り口に置いてあったものの今回見当たらず。
出口にはこどもワークシートの正解が書いてあったから、シート自体は存在しそうなんだけどな…


さてさて、11/12からは2期がスタートです。
会期が17日間しかない上、正倉院宝物や古筆、絵巻と、展示品が小さいから
展示ブースの前が混雑すること間違いなし…
いつ見に行こうか、悩ましいところです。
最近、書の作品も素敵だなあと思い始めたのでとても楽しみです。


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