ジョン・ルーリー展、それから

ワタリウム美術館で5/16まで開催中の「ジョン・ルーリー ドローイング展」を見てきました。

Ccf20100314_00000

ツイッターで相互フォローしている、
アート好きママ&アート雑誌の編集さんとご一緒です。
(ありがとうございました。ほんと楽しかった!)


この人については予備知識完全にゼロだったんですが、
サックス奏者で俳優という、華やかな経歴の持ち主。
(会場に、彼がサックスを演奏する映像がありました。なかなかダンディです)
1990年代後半に難病を患い、音楽・俳優業は休止、
それからはドローイングを発表し続けているとか。
いわゆる「巧みな絵」というのではないけれど、
大人が、こうも素直に描けるものなんだろうか。
時々、はっとするほど色が綺麗。
そして添えられた言葉が、
外傷にはならないけど後から内蔵に効いてくるパンチのような、そんな感じ。


時々pixivという、イラスト交流サイトを覗くのですが、
絵の描ける人ってたくさんいるんだなあと感心してしまう。
(アニメパロディや腐女子向けが相当多いのでそっち方面ダメな方はご注意!)
こんなに沢山の人が絵を描いて、人に見てもらいたがっているという事実に圧倒されます。
そして、絵がうまい、絵が見る人の心を打つ、って何なんだろうという気持ちに囚われます。


時々ムスメに、それこそpixivに落ちてるような「かわいい女の子の絵」を描かされます。
図工の時間はどちらかというと得意だったから、4歳児が喜んでくれるくらいの絵はまあ描けるけど、
いい感じに描けたな〜と満足できることはホントに、ない。
自分で何か描いてみたい表現してみたいと、たまに思うこともあるけれど、
いまの私には、ジョン・ルーリーのように自由に描くことは全然できない。
彼はなぜそんな風に描けるのだろうか。


Ccf20100314_00001

にほんブログ村 美術ブログへ